4★【創業して創業して約3年以上の方がするといいこと】VIAラボ通信

【創業して約3年以上の方がするといいこと】

あなたの頭の中に企画思考脳をつくり、心・体・ビジュアルのサポートも、
事業基盤再構築&健康づくりコンサルタント、
VIAラボの山崎明美です。

<3.創業して約3年以上の方がするといいこと>

前号までは、創業時にしないほうがいいことをお伝えしました。
今号では、個人起業家として創業後3年前後過ぎた方がするといいことをお伝えいたしますね。

(1)創業3年前後以降の個人起業家が、最大収益化に向けてするといいこと

ひとことで言うと、全体的な事業評価です。

ここでいう評価とは、荒探しや問題・課題探しではなく、全体を俯瞰し構造的に評価することです。創業後の変化を把握して、きっちり分析できるといいですね。

創業して経年後の事業の評価

① ビジョンと戦略の評価と再分析で、事業の方向性を再確認

② 顧客ニーズの再確認と顧客獲得戦術の再検討

③ マーケティング戦略の見直し

④ 現行のサービスメニューの関連性や課題などの俯瞰と再構築

⑤ キャッシュ分析:収支の詳細分析とサービスとの関連分析

⑥ 作業効率やスケジューリングの見直し

これらの項目は、別に新しいことではなく、事業を仕掛けて評価する際には決まりきったことであるともいえましょう。

個人起業家の方で、このような仕事に前職までに関わっていた方は、具体的にイメージできるのではないでしょうか?

でも、多くの起業家は、「なんとなく」イメージできるものの、では具体的にどうすればいいのか、実際の行動に落とし込めるかというと、難しいことが散見されます。

(1)①~⑥の一つ一つについては、これからのメールマガジンでお伝えしていこうと思いますが、今号では、②の元になる顧客データについて、例を交えてご紹介します。

(2)(1)②のベースになる効果的な顧客分析とは?

1)顧客データはありますか?

顧客分析は、事業の規模や業態により方法は様々ありますが、まずは、顧客全体を見渡せるデータ化されたものがあると、分析はしやすくなります。

個人起業家の方では、顧客データが無い場合も結構あります。
接点ができる時点から、自動でリスト化できる仕組みになっていると、創業当時にそのような設計ができていない場合は、創業後に早めに仕組み化できるといいですね。

個人起業家の業態や収益状況によって、100%必須とは言い切れませんが、顧客データがあれば見えることは増えてきます。

手入力でも何であっても、顧客データはあなたの事業の証、宝です。

2)レッスン提供の個人事業主K様の例

私のクライアント様で、ある専門スキルを教えている方がいらっしゃいます。

長年の個人事業なのですが、積極的な新規客の獲得のための広報をしてこなかったこともあり、受講生数が減っています。顧客がレッスンについてどう思っているかも、明確に把握できていませんでした。

そこで、まず、今後の事業の方向性を検討するために、私の方で顧客一覧表シートを作成し、そこに顧客情報を入力していただきました。

この一覧表の作り方にも少しコツがあるので、最初は一緒に作るか私の方で案を出しています。

加えて、こういう場合、私に見えるデータでは、顧客情報のお名前はすべてイニシャルで入れていただきます。守秘義務契約を交わしていますが、できるだけ個人が特定できないように留意しています。

そして、顧客データは、

年齢や性別、居住地域、学び開始時期、学び種別、レッスン日時など、これを見れば顧客の傾向がわかる、というようにしていきます。

その一覧表をみながら、クライアント様と情報交換し、顧客様の全体像や傾向をディスカッションしながら、分析していきました。

このK様の場合は、レッスン受講生が多くなかったので、創業25年の節目でもあり、顧客アンケートをとることにしました。

アンケートの質問は、これからの顧客層をどこに絞るか、レッスン内容の方向性を検証することを目的としました。

K様が顧客にお聞きになりたいことはたくさんあったのですが、アンケートの目的に逸れないように、アンケート作成をサポートしました。

こういう時に、企画思考脳、いわゆるビジネス脳が必要です。

そして、顧客の特徴から、紙媒体がいいというK様のご判断により、アンケート用紙をレッスン時にお手渡し。その後に回答をほぼ回収できました。

その結果、顧客はおおむね現行のレッスン内容に満足していて、継続したいと考えていることがわかりました。

実は、K様のレッスン、同業の中ではちょっと特徴的なのですが、K様が大切にしている特徴部分がしっかり顧客様方には伝わっていたというわけです。

結果、レッスン内容は自信をもってそのままとし、既存顧客サービスの調整点の検討、集客導線の新規開拓とこれまでと異なる顧客層の開拓を検討し、現在実践中です。

3)オンライン・プログラムを提供のE様の例

K様の場合は、個人事業が小規模で、受け入れ枠が決まってきます。ですので、現行の顧客様に対して、手堅く分析していくことが大切です。

一方、過去の顧客数が多いE様は、オンラインでのプログラムをご提供しており、これまでの顧客数も3ケタを超えました。

そこで、顧客一覧作成に必要な項目を伝えたところ、E様はご自身でエクセル入力表を作成なさいました。この入力一覧表を共有させていただき、ターゲット層の再検討を行いました。(この場合も、私が見るデータの顧客名はナンバーのみです。)

その結果、E様は顧客年齢のボリュームゾーンは30代前半と思っていたのでしたが、実は20代後半でした。けれど、サービス利用の時期を分割してみると、創業当初に比べて、現行では30代前半になってきた変化がわかりました。

そこで、未来に向けてのターゲット層をどこに定めるか、既存の顧客へのサポートの方向性をどうするか、事業全体の方向性と合わせて検討しました。

結果、サービス全体の構造を確認し、新たなプログラムの開発中です。

このように、記載できたことはごく一部ですが、丁寧に未来に向けての事業の分析を、その方に合わせたやり方で伴走しています。

(3)顧客データとその分析に宝石が隠れている

わたしの恩師は社会福祉、特に生活保護の専門家で、よくおっしゃっていたのが、

「現場には宝石が落ちている」

ということでした。
「現場」に答えがある、と言い換えられると思っています。

個人起業家にとっての現場を表すひとつが、顧客データです。
顧客ノートとしてつけている方もいらっしゃるでしょう。

見ていると、あれこれ浮かんできませんか?
よかったことも、そうでなかったことも。
わたしなど、思いにふけって、すぐ時間が経ってしまいます(笑)

顧客データはあなたの宝です。
沢山のことを教えてくれます。

創業3年程も経つと、考えることは多く、どこから手をつけよう、、、、と思っているうちに時間が過ぎていく、ということは多いものではないでしょうか?

現状を分析するのは、現在、収益化できていても・できていなくても、未来の収益化のために必要な作業です。

"爆速でもうける"みたいな作業とは違いますので、少し時間が必要な場合もあります。

ですから、ある程度、収益化できているうちの事業見直しをお勧めします。

まずは、こういう状況ですがどこから手を付けるといいでしょう?というような、漠然とした思いからスタートすればいいのです。

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長くなってしまいました。
読んでくださって、ありがとうございます。

【編集後記】

前号から少し空いてしまったのは、実は新型コロナ感染症に罹患してしまったからでした。
幸いにも、典型的な軽症の経過をたどり、もう元気ですし、ウイルス排出期間も終わりました。

病気になると不安になるものですが、
今回は、ああ、これは神が与えられた時間かも、と思いました。

というのも、ちょっと用件を入れ過ぎて過ごしたここ2ヵ月、という自覚があったからです。
感染症であれば、外出もできませんし、ああ、これは休めということだ、と。

みなさんにスケジュール管理をお伝えしているのになあ、、、とチラと思ったり、かなり注意深くスケジューリングしていたうえでの無理の自覚だったと思い返したり、、。
でも、反省しても悔やまずに、新たに仕切り直しと切り替えました。

最初の3,4日間はつらかったですが、"日ぐすり(薬)"というように、日に日に回復するのが体感できました。

感染症の後遺症で苦しむ方々がいますので、それがどんなに辛いかも、ベッドに横になりながら「X」の投稿を見たり、いろいろ思った時間でもありました。
ちなみに、発熱後、文字を見ることができるようになったのは4日目でした。それまではめまいがしてダメでした^^;;

個人起業家、個人事業主はからだとこころが資本、とあらためてリマインドされた時間だったようにも思います。

回復過程の体感・実感では、個人起業家の体調管理でお伝えしておくといいコトを脳内整理したりも(笑) またお伝えいたしますね。

寒さが強まっている今日この頃、ご自愛なさってお過ごしください。

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